橋本京明は今度、軽自動車の購入を検討しているようだ。軽自動車の定義の説明は省くが、要は小さい車のことだ。彼の家には既に一台普通自動車があるが、新しく「軽」にするにはいくつか理由があると本人は言っていた。一つは、駐車のしやすさ。

橋本京明の自宅の駐車場は大型車が駐車できほどに広いのだが、公道からその駐車場までバックで車庫入れするのに三回も蛇行する必要があるらしい。道のイメージとしては「 W 」みたいに複雑に入り組んでいる。一度彼の自宅を見せて貰ったが、私ではその道を通って車庫入れする自信はない。そうした理由から、横幅が小さい車の方が車庫入れしやすいといえるのだろう。

二つは、保険の安さ。自動車保険は年額数万円もするので結構無視できない金額といえる。「軽」の場合、「普通」よりも幾分、自動車保険が安くなるそうなので、主婦の間でも結構人気のようだ。（橋本京明は既婚者です）三つ目は、操作のしやすさ前述の車庫入れと理由は重複するかもしれないが、「軽」は小回りが効くので、車庫入れがしやすいらしい。

特に東京は小道が多いので、小さい車の方が乗り回しやすいと言えそうだ。ただし、当然「軽」は馬力も小さいが、道路が狭く、交通違反の取り締まりの厳しい東京の街で60km／時も出す機会は首都高に乗るぐらいしか思いつかない。以上の三点から彼は今度、軽自動車を購入することに決めたらしい。具体的にどのメーカーにするかはこれから決めるとのことだ。

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